平成30年(2018年)第4回江別市議会定例会(11月28日〜12月13日)の主な内容は以下の通りです。
1. 請願・陳情の議論
- 日本政府に「核兵器禁止条約に参加することを求める」意見書の提出を求めることについて(請願第2号)
- 内容: 世界唯一の戦争被爆国として、日本政府に対し核兵器禁止条約への調印・署名および批准を求めるもの。
- 結果: 不採択。
- 議論: 採択を求める立場からは「唯一の被爆国として世界平和を牽引すべき」との意見が出されましたが、不採択の立場からは「保有国と非保有国の対話を促す政府の現実的なアプローチを支持する」といった慎重な意見が示されました。
- 江別子どもの権利条例の制定を求めることについて(陳情第8号)
- 内容: いじめや虐待から子供を守り、最善の利益を確保するために江別市独自の条例制定を求めるもの。
- 結果: 不採択
- 議論: 条例制定による権利救済体制の強化や自己肯定感の醸成を期待する意見が出された一方、現行の「えべつ・安心子育てプラン」等の取り組みを充実させるべきであり、現時点での制定は時期尚早とする意見も出されました。
2. 補正予算
- 一般会計補正予算(第4号)
- 補正予算総額: 3億9,649万9,000円を追加(既定予算との合計:443億2,569万円)。
- 主な内容: 市民会館や郷土資料館などの地震被害箇所の修繕、台風および地震による被災農業者への施設再建等補助(1億9,271万円)、決算見込みに伴う医療扶助費等の追加(1億6,012万8,000円)、地震で全壊した住家の解体処理経費などが計上されました。
- 特別・企業会計補正予算
- 水道事業: 地震による断水対応に要した予備費を補填するため、1,000万円を追加。
- 下水道事業: 地震によるマンホール周りの路面沈下復旧費や予備費の補填として、3,759万9,000円を追加。
3. その他の案件
- 江別市手話言語条例の制定
- 手話が独自の体系を持つ言語であるとの認識を広め、手話を使いやすい環境を整えることで、誰もが安心して暮らせる共生社会を目指す条例が全員一致で可決されました。
- 北海道胆振東部地震への対応状況報告
- 9月6日に発生した最大震度5強の地震について、市内の被害額が合計で約1億3,599万8,000円に上ったことが詳細に報告されました。最大519人の避難者受け入れや広範囲の断水・停電への対応状況、他自治体への職員派遣などが説明されました。
- 第6次江別市総合計画の中間見直し(改訂案)
- 計画前期の進捗検証を踏まえた「えべつ未来づくりビジョン」の改訂内容が報告されました。後期5年間では、従来の戦略を再編し、「にぎわいと活力」「安心して産み育てられる」「健康に暮らせる」まちづくりを重点戦略として推進する方針が示されました。
- 各種委員会の公募制導入
- 市民参加を促進するため、スポーツ推進審議会や市営住宅運営委員会の委員選任について、新たに公募による枠を設ける条例改正が行われました。
