平成30年(2018年)第3回江別市議会定例会(9月6日〜9月28日)の主な内容は以下の通りです。
なお、開会日の9月6日は、当日未明の北海道胆振東部地震の発生に伴い、災害対応を優先するため延会となりました。
1. 請願・陳情の議論
- 水道事業の民営化について(陳情第6号)
- 内容: 水道法改正案に盛り込まれた「コンセッション方式(運営権を民間に委ねる手法)」の導入により、水道事業を企業でも経営できるようにすることに反対し、国への意見書提出を求めるもの。
- 結果: 不採択。
- 議論: 採択を求める立場からは「命の源である水道を営利企業に委ねれば、料金高騰や災害対応の遅れが懸念される」との意見が出されました。一方、不採択の立場からは「コンセッション方式は所有権を自治体が維持したまま運営権を設定するものであり、民営化ではない」「施設の老朽化や人材不足に対応するための官民連携の選択肢を広げるものである」といった意見が出されました。
- 今より安全・安心の水道水を確保することについての調査について(陳情第7号)
- 結果: 市が既に取り組んでいる水道水の安全・安定供給策や経営のあり方について決算審査などで多くの質疑が行われていることから、委員会付託を行わず全員一致で不採択となりました。
2. 補正予算
- 一般会計補正予算(第2号)
- 補正予算総額: 1億5,148万円を追加(既定予算との合計:437億1,137万4,000円)。
- 主な内容: 健康増進や特別支援教育への支援を目的とした市立病院看護師の市長部局等への配置(約3,770万円)、市民会館空調設備改修、あけぼの団地の火災復旧費などが計上されました。
- 一般会計補正予算(第3号)
- 補正予算総額: 2億1,781万7,000円を追加(既定予算との合計:439億2,919万1,000円)。
- 主な内容: 台風21号による被害への対応として、学校や公園、市有地内での大量の倒木処理費、小中学校や文化施設の屋根・フェンス等の補修経費が計上されました。
3. その他の案件
- 北海道胆振東部地震への対応報告
- 江別市内で震度5強を観測した地震について、市内の被害額が合計で約1億3,599万円に上ったことが報告されました。最大9カ所の給水所設置、最大519人の避難者受け入れ、全域停電や広範囲の断水への対応状況などが報告されました。
- 市立病院の病棟再編(50床の休止)
- 内科医師の減少に伴う患者数減により、経営状況が急速に悪化しているため、効率化を図るべく10月1日から一般病床278床のうち50床を休止することが報告されました。休止により光熱水費を年間約500万円削減できる見込みです。
- 医療事故に伴う損害賠償の決定
- 平成27年に市立病院での手術中に誤って神経を切断した事故について、裁判所からの和解勧告に基づき、相手方へ1,800万円の損害賠償金を支払うことが議決されました。
- 「江別市生涯活躍のまち(CCRC)」整備予定者の決定
- 大麻元町の旧盲学校跡地での整備事業について、「社会福祉法人日本介護事業団」を代表とするグループが事業予定者に選定されたことが報告されました。特別養護老人ホーム、障がい者グループホーム、地域交流拠点などを一体的に整備する計画です。
- 常任委員会委員定数の変更
- 第2回定例会で議員定数が27人から25人に削減されたことに伴い、生活福祉常任委員会と経済建設常任委員会の委員定数を、それぞれ現行の9人から8人に削減する条例改正が行われました。
