北海道自治体学会フォーラムinのぼりべつ

 10/26に登別で開かれた北海道自治体学会フォーラムに参加してきました。道内各自治体の職員や議員など120名近くが参加したフォーラムとなりました。1. 石原俊彦 関西学院大学教授の講演(自治体職員のネットワークづくりの必要性)公共サービスと行政サービスとは? 政策と施策の違いは公共サービスと行政サービスの相違に関連付けて整理される。公共サービスとは、多くの住民が享受できるサービスであり、その第一義的担い手は民である。行政サービスとは行政が提供するサービスである。今日の自治体運営は行政と住民との連携が大前提となっている。政策の視点から見ると、事業や施策とは異なって行政と民が連携してはじめて実現することができる「まちづくり」のための役割分担と考えられる。補完性の原理とは? 補完性の原理とは、EUの創設を定めたマーストリヒト条約の中でもEUと加盟各国との関係の原理として定められているものである。住民が主体的にまちづくりに取り組み、その補完を行政が行うという発想が必要であり、自分たちのまちのことは自分たちでが補完性の原理の根底に存在する概念である。財政情報の開示 日本の公的債務残高は1000兆円であり、本年度のみで100兆円増加する。身の丈を超えた過大な資産形成を行っていることを行政と住民は共通認識しなければいけない。普通交付税は一定の限度があり、現状の臨時財政対策債の発行状況をみれば、今後、普通交付税の財源は減額していくはずである。内発的な行政改革 英国では、地方財源の大幅なカットが行われ、職員の解雇による人員削減や公の施設の見直しに着手している。こうした中でも、図書館は不要でも図書館機能は必要という発想を行い、図書館の共同利用などを模索している。 このような中で、日本全国の自治体においてもNew PPP(Public Public Partnership)という形で、ハードの規模の適正化と共同利用、また、ソフト面でのノウハウの共有といったものが欠かせない。地方自治体業務改善運動などに見られるように自治体間での人的交流を深化させ内発的に行政改革を行っていくことが重要である。2. ワールドカフェによるワークショップ 参加者で講演内容について議論を行うワークショップがワールドカフェ方式で開催されました。最近参加する研修や勉強会では、ワールドカフェを行う事例も増えてきているように感じます。 ワールドカフェとは、「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考えに基づいた話し合いの手法と定義されています。議論ではなく、対話を行うことに主眼が置かれています。大人数でもやりやすいというのがあるらしく、1000人単位のワールドカフェも開かれているようです。

タイトルとURLをコピーしました