白老町において8/4-5に開催されました北海道地方自治土曜講座サマーセミナーに参加してきましたので報告します。
http://www2.pinky.ne.jp/~doyokouza/
今回のセミナーは「検証-自治基本条例」と題した内容となっており、自治基本条例の理論的背景の講演といくつかの事例紹介が行われました。
以下はその中でもとくに注目した内容です。
1.ニセコ町の事例
ニセコの「まちづくり基本条例」は日本で最初の自治基本条例に該当するものと言われていますが、既に施行から6年が経ち様々な検証が加えられています。
元々、ニセコでは過去の自治の取り組みを後退させないために条例がつくられましたが、町長が変わったことによって条例があることの効果を実感できる場面があるということです。
住民の意識においても、議会でどのような議論が行われているかをチェックする意識が高まったり、補助金改革において提言が行われるなど確実に自治の意識は高まっているようです。
また、現在検討中の課題には、内部告発制度や苦情処理制度など行政の経営の質をいかに高めるかといった内容も含まれてきており、そういった面でも参考になることが多いと思えます。
2.石狩市の事例
石狩市の「市民の声を活かす条例」は市民参加条例と呼ばれるものですが、その目的を行政の意思決定の精度をあげることを目的とし、審議会・パブリックコメント・ワークショップなどの市民参加の手続きをさだめたものです。
条例制定当初は手間が増えただけという職員の意見も多かったようですが、手間とコストをかけても情報を提供することによって説明責任を果たすことができ、同時に自身の政策理解度も深まるという認識に変わってきているようです。
市民側も特定の方だけではなく様々な人たちが審議会等に参加するようにはなっている効果はあるようですが、制度だけではなかなか意識が変わらないという面はあるとのことです。
目的をはっきしてどのような効果を出しているかをしっかり検証している点で参考になる事例だと思います。
3.その他
自治基本条例をつくることが重要なのではなく、過去にどのような取り組みを行ってきているか、また条例をつくる過程でどのように住民を巻き込み、本当の意味での最高規範とするかという部分が重要であることを改めて認識いたしました。
白老町における自治基本条例や総合計画への市民参加の取り組みなどは進んだ取り組みの1つみなされており、これまでほとんど知らなかったので注目してみたいと考えています。
地方自治土曜講座サマーセミナー
未分類