今回の一般質問は、4月の統一地方選挙で初当選された後藤市長の市政執行方針ついての考え方を取り上げました。
1. 市長の選挙公約について
岡:市長の選挙運動用ビラなどでは、〇〇について努めるという記載が多く、何が公約なのか良く分からなかった。何を公約として市民と約束したと認識されているのか?
市長:取り組むべきまちづくりの課題として、「子育て支援・女性の活躍支援」、「市立病院・地域医療」、「地域経済」、「教育・文化」、「社会のデジタル化」、「自然環境」、「遊休未利用地を活用した地域の活性化」、「安心・安全」の8つを示し、これらに対応していくことを、市民の皆様と約束した。
子どもの通院医療費助成の対象拡大や、放課後児童クラブ拡充の関連経費など、直ちに実行すべきものから、補正予算案として、提案申し上げた。
また、私の任期である4年間で実施する具体的な取組について、短期的には、市民の皆様との懇談の場の設置のほか、内水はん濫を含む水害対策の拡充に向け、集中豪雨などによる道路の冠水箇所を示したマップの作製に必要な調査や、スマート農業や除排雪等に対応するため、GPSなどデジタル技術の活用に向けた事業手法の検討を開始したいと考えている。
中・長期的には、本庁舎の耐震化を実施するとともに、東西インターチェンジ周辺への企業誘致を見据えた土地利用と旧江別小学校跡地を含むJR江別駅周辺の活性化について、具体的な道筋を付けたいと考えている。
2. 市政運営の基本理念について
岡:市政運営にあたっての基本理念、すなわち、市長が大切と考える価値観をどのように考えているのか?
市長:私の基本理念は、まず第一に「市民の命と財産を守ること」、そして、「市民が幸せであること」と考えている。
市民の皆様に幸せを感じていただけるためには、市民と行政が同じ目線に立ち、お互いに問題意識を共有することが不可欠である。
限られた財源の中で、様々な課題に優先順位を付けて、対応しなければならないという現実があるからこそ、市民の声、現場の声をしっかりとお聞きするとともに、市としての考えをしっかりとお伝えする双方向のコミュニケーションの機会は、ますます重要になるものと認識している。
市民と行政の双方向のコミュニケーションを図りながら、日々の暮らしの中で、市民の笑顔があふれるまちを目指して、市政運営に臨んでまいりたい。
3. えべつ未来戦略として取り組む内容について
岡:来年度からスタートする市の第7次総合計画で重点的・集中的に取り組む内容とされる「えべつ未来戦略」において、市長として取り組みたい内容はどのようなものか?
市長:市長就任後に「えべつ未来戦略」の検討を行い、戦略テーマの案を五つとした。
1点目は、「子どもが主役のまちをつくる」であり、子どもを主役として、国が進める「こどもまんなか社会」の視点に立ち、子どもに関する政策を積極的に進めるとともに、子育てと教育に関する政策分野も、さらに充実させる必要があると考えている。
2点目は、「幸せに歳を重ねられる暮らしをとどける」であり、健康づくりに関する取組を提供しながら、多様な主体が共生する、いつまでも住み続けられる取組が必要であると考えている。
3点目は、「みんなの働きがいと、元気な経済をつくる」であり、大都市に隣接する優位性を生かしながら産業の振興を図るほか、未利用地を活用して企業誘致を進めるなど、さらに魅力的なまちになるための取組が必要であると考えている。
4点目は、「地域から地球温暖化防止に挑む」であり、江別市がゼロカーボンを実現するために、官民連携のもと、エネルギーの地産地消を進める必要があると考えている。
5点目は、「デジタル技術で住みよい明日を切りひらく」であり、あらゆる分野でデジタル技術の活用の可能性を探り、生産性を高めながら、人手不足の解消につながる取組を行う必要があると考えている。
設定に当たっては、変化の激しい社会経済情勢に対応できるようバランスを重視したほか、全ての戦略の実践が人口減少対策にもつながるよう留意した。
R5年6月議会(第2回定例会)の一般質問
一般質問