令和元年度(2019年度)の一般会計及び各特別会計の決算審査が、10/21〜10/30にかけて予算決算常任委員会で行われました。
○主なトピック
・除排雪
R1年度は過去40年間で最深積雪量が最小となり、総降雪量も3番目に少なかったため、21自治会において自治会排雪が中止されました。少雪により事業者の採算確保が困難になるため、待機補償の上限額の引き上げがなされています。
・住宅取得支援事業
H28年から開始された事業で、親と同居や近居(市内で親世帯と子世帯それぞれが所有する住宅に居住)のための住宅取得費用、親と同居するためのリフォーム費用、子どもが2人以上いる世帯の住宅取得費用を支援する事業です。
R1年度は246世帯が利用し、506人が転入しています。転入増の流れをつくるという目的を達したとのことから、R1年度で事業終了となっています。
・えべつみらいビル
H19年に建設されたえべつみらいビルですが、市が借り受けている3Fと4Fの賃貸借の収支は当初20年間の計画で3.4億円のマイナスだったものが、R1年度終了時点で6.2億円のマイナスとなっており、今後もマイナス幅が広がる見込みです。
事業の目的である江別駅前の活性化にどこまで効果があったかについて、事業終了のR9年度前には検証が必要であると認識されています。
・RTNパーク
現在、1区画7535平方メートルが残っているRTNパークですが、R1年度には7件の問い合わせがきています。
6万平方メートルの工業団地内の未造成地については、引き合いがあった場合には工業用地として利用したい意向が示されています。
・救急搬送
R1年度の救急搬送件数は4709件、現場到着平均時間7分51秒、病院収容平均時間39分46秒、市外搬送割合48%となりました。
今後も緩やかに救急搬送件数は増加が予測されていますが、現在の体制で対応できる範囲内に収まると見込まれています。
市立病院の救急受け入れの減少に伴い、市外搬送が増えて、病院収容平均時間も増えていますが、全体として大きな問題が発生しているとは認識されていません。
・クマ対応
R1年6月に77年ぶりに森林公園でのヒグマ出没事案が発生。
猟友会謝礼、看板費用、箱なわ設置委託料など17万円がかかりました。また、R2年度予算で箱わなを購入しています。
市としては森林公園内のヒグマは駆除対象であるとの認識であり、新たに出没した場合は、土地所有者の了解を得て箱わなを設置する方針が示されています。
・信号機設置要望
R1年度は自治会、各種団体から135ケ所の信号機設置要望が出ていたが、新たな設置箇所は0件である。過去3年でも野幌駅南通り沿いの2ケ所のみ設置となっている。
信号機は道公安委員会の所管であり、市からは江別警察署に要望を出していますが、全道で要望が多いが予算がないため、全道で年間1桁の設置件数となっています。
・保育園
保育園のR1年度4月の入所児童数は1595人(0歳児124人、1歳児289人、2歳児332人、3歳児296人、4歳児280人、5歳児274人)となり、前年比150人増です。
一時保育や他のサービスを利用しながら特定の保育園に空きが出るのをまっているなどとする実質的な待機児童はR1年4月時点で88人、10月時点で170人となっています。R2年度は更に待機児童が増えており、保育園整備の計画以上に子育て世代の転入が増加している傾向が見て取れます。
・放課後児童クラブ入会状況
放課後児童クラブのR1年度4月の登録児童数は896人(小1が339人、小2が283人、小3が183人、小4が64人、小5が26人、小6が1人)となり、前年比111人増です。年度当初は23人の待機児童が出ている状況です。
・生活保護
R1年度末現在の生活保護世帯は1192世帯(前年比プラスマイナス0)、1498人(前年比マイナス24人)となっています。世帯の内訳は、高齢世帯60.5%、母子世帯4.3%、障がい世帯12.0%、傷病世帯11.2%、その他世帯12.0%です。高齢世帯の割合が年々増加する傾向に変わりはありません。
また、生活保護費26億円のうち14.5億円が医療費となっています。
・生活困窮者自立支援事業
生活困窮者自立支援事業による相談件件数はR1年度は307件と前年比マイナス45件となりましたが、R2年度は新型コロナ関連による相談により過去最大の相談件数となりそうです。
・不登校
R1年度の不登校児童生徒数は、小学生が30人、中学生が144人となっています。このうち、90日以上欠席している児童生徒は122人になっています。
不登校児童生徒向けの居場所づくりとして青年センターで実施している適応指導教室すぽっとケアは、手狭になってきているとのことで、新たな場所を検討中とのことです。
・スポーツ合宿
ラグビーワールドカップオーストラリア代表の合宿にも使われましたが、野幌総合運動公園ではホッケー、水泳、バスケットボールなどのスポーツ合宿として、R1年度には14団体331人が利用されています。
・転入超過数
H28以降転入超過に転じ、H28+259人、H29+237人、H30+568人、R1+1075人となっています。市としては数値としての目標はないが、転入超過の維持を目標としているとのことです。
・SNS
Facebookページ「いまココえべつ」登録者数1518人、35歳-44歳29%、45歳-54歳30%と30代40代の利用が多く、市内居住44.7%、コメントは中年男性がほとんどとのことです。
Twitterアカウント「江別市広報広聴課」登録者数2511人、29歳以下42%、市内居住78%、胆振東部地震とヒグマ出没事案により登録者が急増しました。
Youtubeチャンネル「江別市広報広聴課」192人、Instagramアカウント「江別市広報広聴課」238人。
LINEの自治体プランについてはどのような活用が可能か研究中とのことです。
・ふるさと納税
R1年度は1億3052万円と過去最高を記録しましたが、千歳16.7億円、当別12.9億円など周辺自治体の納税額も伸びており、ふるさと納税いかに集めるかの競争になっています。
・財政調整基金、基本財産基金
R1年度は年度末に市立病院の資金繰りを助けるために、財政調整基金より7.5億円、基本財産基金より3億円を使うこととなりました。比較的使途の自由な財政調整基金の残高はH27年に29.6億円あったものが、R1年度に10億円(標準財政規模の4.1%)まで減少しています。
財政調整基金から市立病院への更なる支援は現状では考えていないとされています。
・市税収入
R1年度の市税収入現年度調定額は126.5億円となり、リーマンショック後の過去最高を更新しています。個人市民税の納税義務者数は過去最高の53457人(前年比プラス551人)、法人市民税は7.8億円と近年での最高額となっています。
令和元年度(2019年度)の一般会計の決算
予算決算