議会運営に関する検討課題(2017-2019)

議員任期4年の後半2年間での議会運営委員会(2017年から2019年)における議会運営に関する検討課題、議論の内容、およびその結果について、まとめます。

1.議員定数の削減

  • 議論の内容: 市民団体から提出された「議員定数を27人から3人以上削減する」という陳情(平成29年陳情第2号)が提出され審議されました。賛成側は、人口減少や厳しい財政状況、議員の少数精鋭化による存在意義の向上を主張しました。一方、反対側は、多様な住民の声を切り捨てることへの懸念や、行政に対する監視機能の低下、民主主義の維持に必要な経費であるといった点を強調しました。
  • 結果: 平成30年2月に、議会運営委員会において本陳情は賛成多数で「趣旨採択」と決しました。この結果を受けて、平成30年第2回定例会において、議員提案により、定数を27人から25人に削減する条例改正案が提出され、賛成多数で可決されました。

2.議会のICT化とタブレット端末の導入

  • 議論の内容: 議会の活性化と効率化を目指し、「江別市議会ICT化検討協議会」を設置して研究が進められました。全議員へのアンケート、端末(iPad Pro)や会議システム(SideBooks、moreNOTE等)の比較検討、ペーパーレス化によるコスト削減効果の検証、他自治体の視察などが行われました。行政との情報共有のあり方についても議論されました。
  • 結果: 平成31年度の改選後の速やかな導入を目指し、予算要求が行われましたが、骨格予算であったため予算措置は見送られました。検討結果やマニュアル作成等の課題は次期議会へ申し送ることとなりました。

3.一般質問における「一問一答方式」の本格実施

  • 議論の内容: 試行を続けてきた「一問一答方式」について、市民へのわかりやすさを向上させる観点から検討されました。特に、同一項目につき3回までとしていた「質問回数の制限」が、一問一答の本旨にそぐわないとして撤廃の是非が議論されました。
  • 結果: 平成30年第3回定例会より、一問一答方式の質問回数制限を撤廃し、本格実施することが決定されました。

4.委員会録のホームページ公開

  • 議論の内容: 委員会中心主義を掲げる中で、審査過程の透明性を確保し、市民と情報を共有するために議論されました。公開の是非、手法(本会議録と同様の検索システム)、公開範囲(現任期中の全ての傍聴可能な委員会)について検討されました。
  • 結果: 平成31年1月25日より、委員会録のホームページ公開が開始されました。平成30年分から公開し、平成27年5月の改選分まで順次さかのぼって公開することとされました。

5.予算・決算の審査方法(常任委員会化・通年化)

  • 議論の内容: 予算・決算は議会の重要権能であるため、より多くの議員が審査に関われる体制や、補正予算に随時対応できるシステムの必要性が議論されました。
  • 結果: 「予算・決算常任委員会」を設置する(常任委員会化)という方向性では一致しましたが、委員の任期や定数についての合意には至らず、詳細な検討は次期に申し送ることとなりました。

6.その他の主な検討課題

  • 江別市議会基本条例の見直し: 制定後4年以内に行う見直し規定に基づき、市民の定義の追加や前文の解説文の修正などが行われ、整理された最終版が確認されました。
  • 正副議長の一般質問: 議員としての発言権を尊重する観点から、正副議長の一般質問を認める方向で議論されました。「権利として認める」点では一致し、事故時の対応等は地方自治法に基づき、具体的な運用は議長判断に委ねることとして次期に申し送られました。
  • 交渉会派のあり方: 定数削減に伴い、交渉会派の要件(現行3人以上)を2人以上に緩和するかどうかが議論されましたが、意見が一致せず協議を終了しました。
  • 議会モニター制度: 市民参加を促進するツールとして導入が検討されました。導入の方向では一致し、たたき台をもとに具体的な制度設計を次期に申し送ることとなりました。
  • 取り上げられなかった課題: 「委員会時における説明員等の飲み物」や「1日当たりの一般質問者数」などは提案されましたが、全会派の一致が得られず、検討課題とはなりませんでした。
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