2014年度(平成26年度)から2023年度(平成35年度)までの10カ年計画である「第6次江別市総合計画」の前期5年間の終了に伴う見直し(中間点検)、および後期5年間に重点的に取り組む「えべつ未来戦略」の策定について、総合計画特別委員会で9/19~11/15にかけて審査されました。
1. 計画見直しの概要と成果
前期5年間の進捗状況として、多くの成果指標で初期値より改善が見られ、全体として順調に推移していると評価されました。
- 改善傾向にある分野: 産業(観光入り込み客数の増加)、安全・安心(消防・救急への満足度向上)、都市基盤(交通環境への満足度向上)、子育て・教育(教育施策への満足度向上)など。
- 課題が見られる分野: 福祉・保健・医療、生涯学習・文化。特に、高齢化に伴う「高齢者の生きがい」や「生涯学習を通じて心の豊かさを実感している市民割合」などが低下傾向にあります。
2. 主要な政策分野での議論
委員会では、各部局から「えべつ未来づくりビジョン」の改訂案について説明があり、質疑が行われました。
- 子育て・教育: 保育の待機児童解消対策や、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援体制(子育て世代包括支援センターの設置)の必要性が議論されました,,。また、いじめの認知件数増加への対応や不登校対策の充実も課題として挙げられました。
- 産業・観光: 農業の担い手確保や6次産業化の推進、観光資源の発掘とプロモーションの強化が検討されました。
- 福祉・健康: 「江別市健康都市宣言」に基づき、健康寿命の延伸や疾病予防・重症化予防を推進することが確認されました。市立病院の経営健全化と医師確保も重要な課題として継続的に議論されています。
- 安全・安心: 防災体制の強化や、公共施設の耐震化、空き家対策、高齢化に伴う救急需要の増大への対応などが話し合われました。
- 協働・国際交流: 自治基本条例の認知度向上や、大学との連携(ジモ×ガクなど)、外国人技能実習生の増加に伴うサポート体制などが取り上げられました。
3. えべつ未来戦略(2019-2023年度)
後期5年間の重点テーマとして、以下の3つの戦略が設定されました。
- 戦略1:にぎわいと活力を創出するまちづくり(地域経済の活性化)
- 戦略2:安心して子どもを産み育てることができるまちづくり(子育て・教育環境の充実)
- 戦略3:子どもから大人までいきいきと健康に暮らせるまちづくり(健康寿命の延伸)
また、これらの戦略を支える基盤として「協働」、推進機能として「シティプロモート」が位置づけられました。
4. 最終案への反映と委員会の終結
11月の委員会では、10月の質疑を踏まえた最終的な改訂案が報告され、承認されました。主な修正・追加点は以下の通りです。
- 商店街の活性化: 環境変化を捉えながら、地域特性を踏まえた魅力ある商店街づくりを進める文言の追加。
- 地域医療: 市立病院だけでなく、江別医師会や休日当番医との連携など、全市的な医療体制についての記載を充実。
- 消防・救急: 救急需要の増大や住宅用火災警報器の維持管理に関する課題を明文化。
- 生涯学習: 社会教育関係団体等への支援内容を具体的に記載。
