平成28年10月17日から10月25日にかけて、平成27年度決算を審査する決算特別委員会が開かれました。
平成27年度の普通会計(一般会計と基本財産基金運用特別会計の合算)決算は、実質収支で6億7,925万8,000円の黒字を確保しました。投資的経費は、小・中学校の耐震改築事業や新栄団地の建替事業などの実施により、前年度から9億8,956万7,000円増加しました。一方、義務的経費は、人件費や扶助費は増加したものの、公債費がそれを上回って減少したことにより、前年度比で1億552万7,000円減少しました。
〇江別の顔づくり事業
- 街路・インフラ整備:野幌駅南通り第1工区や天徳寺グリーンモールの整備工事を完了させました。また、8丁目通りの電線共同溝(無電柱化)整備や、旭通りと鉄西線の交差点への信号機設置などを推進しました。
- 土地区画整理と物件移転:野幌駅周辺の物件移転は82棟(進捗率約95%)に達し、仮換地指定についても100%を目指して協議を継続しています。交通安全対策として、一時停止のない交差点への啓発看板やドット線の設置も実施されました。
- 商業・交流拠点の形成:歴史的れんが建造物である旧ヒダ工場(EBRI)の改修整備が進められ、2015年12月にはアンテナショップがプレオープンするなど、集客交流拠点の形成が図られました。
〇除排雪 冬期間の道路交通を確保するため、市道の除排雪や雪堆積場の管理を実施しました。歩道ロータリー除雪車2台と大型ロータリー除雪車1台の計3台を更新したほか、98の自治会に対してダンプトラックの貸し出し支援が行われました。平成27年度は少雪のため、自治会排雪の実施数は当初予定の100団体から微減しています。
〇環境・リサイクル(拠点回収) ごみの減量化・資源化を推進するため、市内公共施設6カ所での拠点回収を継続しました。平成27年度の回収実績は、古着・古布が4万2,311kg、小型家電が4万3,057kgとなっています。また、堆肥化容器の購入助成(累計8,148台)や講習会の開催を通じて、生ごみの減量化に向けた意識啓発を推進しました。
〇子育て支援と待機児童対策 待機児童解消に向け、認定こども園への移行や小規模保育事業の拡大により、0歳から2歳の定員を前年度より83人増加させました。また、江別第一小学校への放課後児童クラブ併設に向けた施設整備を実施しました。病児・病後児保育事業の延べ利用者数は過去最高の1,664人に達しており、就労と子育ての両立支援を強化しています。
〇フード特区・海外市場開拓 「フード特区」の推進として、シンガポールの明治屋での「江別フェア」開催(4社参加)や、都内での「美味しい江別ナイト」によるPRを実施し、海外・首都圏への販路拡大を支援しました。機能性表示制度「ヘルシーDo」では、市内から累計4企業9品目が認定される成果が出ています。
〇救急医療体制の充実 救急救命士の処置拡大(ビデオ喉頭鏡や低血糖へのブドウ糖投与など)に伴う高度な活動を継続しており、現場滞在時間は平均16分43秒となっています。夜間急病センターでは、内科・小児科の一次救急医療を安定的に提供(年間患者数6,567人)し、市立病院等への適切な転送体制(242件)を維持しました。
〇学校教育と読書環境 学校図書館の活用・充実を図るため、巡回司書3名および支援司書1名を派遣し、平成27年度は9校(小6・中3)で環境整備を支援しました。また、蔵書率の低い学校への重点的な図書購入費配分を行い、質の高い読書環境の整備を継続しています。
〇地域防災力の向上 「防災あんしんマップ」の配布や避難所運営訓練の実施により地域防災力の強化を図りました。災害備蓄品については、毛布1万227枚、食料1万131食を確保し、それぞれ1万枚・1万食の目標を達成するとともに、分散配置による管理体制を整えています。
〇市税の収納状況 個人市民税の現年分徴収率は99.3%となり、全税目合計(滞納繰越分含む)の徴収率も96.8%と前年度より0.7ポイント上昇しました。コールセンターによる電話催告やコンビニ収納の普及(利用率約11%)、納税相談室での個室対応などの取り組みが着実な成果につながっています。
〇財政調整基金 市の貯金にあたる財政調整基金は、平成27年度末で29億5,535万9,000円の残高となりました。この基金は、江別の顔づくり事業(1億7,000万円)や小学校の耐震改築事業(1億円)など、市の重要施策を推進するための財源として活用されています。
