1. 請願第3号:国民健康保険制度の改善を求めることについて
この請願は、国民健康保険税(国保税)の引き下げと、生活困窮世帯への資格証明書の発行中止を求めたものです。
- 主な内容と議論:
- 請願側(採択を求める立場): 国保加入世帯の多くが低所得層であり、高すぎる保険税が家計を圧迫していると主張しました。また、資格証明書の発行は、医療を遠ざけるペナルティーになっていると指摘しました。
- 反対側(不採択とすべき立場): 高齢化に伴い医療費が増大する中で、保険税の引き下げは中長期的な検討が必要であり、現時点では困難であると主張しました。資格証明書については、滞納者との接触機会を作り、相談を促すための手順として丁寧に運用されているとの認識が示されました。
- 審議結果: 多数により、委員会および本会議の両方で不採択と決定されました。
2. 陳情第4号:精神障害者の交通費助成について
この陳情は、江別市が精神障がい者に対して、身体・知的障がい者と同様の交通費助成を実施することを求めたものです。
- 主な内容と議論:
- 採択を求める立場: 精神障がい者の多くが低所得であり、通院や通所にかかる交通費負担が生活を脅かしていると主張しました。障害者差別解消法の施行を控え、障がい種別による助成の格差を解消すべきとの意見が出されました。
- 趣旨採択を求める立場: 陳情の趣旨には理解を示すものの、市の財政状況や民間バス事業者の協力が必要な現状を考慮すると、まずは国や道に対して制度の是正を働きかけるべきであると主張しました。
- 審議結果: 多数により、委員会および本会議において趣旨採択(陳情の趣旨には賛成するが、実現には課題があるという判断)と決定されました。
3. マイナンバー制度関連の条例整備
平成28年1月から開始される社会保障・税番号(マイナンバー)制度に向け、市の事務における個人番号の利用や個人情報の保護に関する以下の条例が可決・制定されました。
- 個人番号の利用および特定個人情報の提供に関する条例: 社会保障や税、災害対策分野での独自利用(乳幼児等医療費助成、重度心身障害者医療費助成、ひとり親家庭等医療費助成など)の範囲が定められました。
- 個人情報保護条例の一部改正: 特定個人情報の厳格な保護措置や開示・訂正請求の手続きについて規定されました。
- 印鑑登録および証明に関する条例の一部改正: 個人番号カード(マイナンバーカード)を印鑑登録証として利用し、コンビニエンスストア等での交付サービスを受けられるよう整備されました。
4. 平成27年度一般会計補正予算(第2号)
以下の内容を含む補正予算が可決されました。
- 歴史的れんが建造物保存活用事業: 旧ヒダ工場の利活用に伴う改修工事で発見された地下埋設物の処理費用として2,950万円が追加されました。
- 観光案内所の設置: 旧ヒダ工場内に、情報発信の拠点となる観光案内所を新たに整備・運営するための経費が計上されました。
