3/13-3/21にかけて平成24年度予算を審議する予算特別委員会が開かれました。その中から何点かトピックをお伝えします。○市立病院 市立病院では、H23年度から3ヶ年を計画期間とする経営健全化計画が策定されており、H23年度の単年度資金不足解消の目標はクリアしましたが、今後、H26年度までに不良債務の解消が求められています。 H24年度は総合内科医の増員などで医師55名体制となり、一般病床の利用率を85%と予定されています。経常損益と不良債務(資金不足額)のH24年度の数値目標(カッコ内はH23見込みとの比較)は、経常損益が約2200万円の赤字(約3300万円の赤字幅解消)、約4.8億円の不良債務(約5700万円の不良債務額解消)となっています。○江別跨線人道橋 江別駅横の線路を跨いでいる人道橋付け替えの工事が、H24からスタートします。屋根付き全面ガラス張りの人道橋となり、自転車の乗るエレベータが取り付けられます。H24年中には南口に送迎用車寄せがつくられ、人道橋の供用開始はH26を予定されています。また、駐輪場が北口南口合わせて1184台となり約300台分拡大されます。トータルの工事費は約7億円と見込まれています。○新栄団地建替え 老朽化の進んでいる新栄団体の建替えがH24からスタートします。計画では全6棟を建てることとなっており、野幌団地も集約することとなっています。 最初に建設するA棟は6階建て48戸分であり、全戸ユニバーサル対応、屋上に太陽光発電パネルを整備します。 最初に入居されるのは、次のB棟建設予定地の現入居者ですが、3LDKが余る場合、子育て世代を優先していくこととなっています。○顔づくり事業 H24年度は、連続立体高架事業、街路事業(旭通・野幌駅南通など)、土地区画整理事業(鉄西線・北口広場など)、その他の事業(7丁目自転車歩行者道・高架下駐輪場など)が進められます。 高架下のサービスエリアに入るテナントはJRで検討しているとのことですが、現時点で明確な形は示されておりません。 旭通整備に伴い、市民活動センターは7月頃の移転が予定されています。 野幌駅新駅舎開業に伴い、H24から土地区画整理事業で大きな金額が予算化されておりますが、関係者との協議には引き続き時間が掛かるものと考えられます。○RTNパークの拡張 西野幌にある工業団地のRTNパークですが、コープさっぽろの工場誘致に伴い、残りの用地が2haほどとなっており、また、更に関連企業の進出が見込まれるため、H24から新たに2.75haを造成することとなりました。 北海道フードコンプレックス国際戦略総合特区に指定されて以降も複数の企業から問い合わせがあるとのことで、更なる企業誘致が期待されます。○乳幼児等医療費助成 乳幼児等医療費の助成が拡大され、3歳から小学校修了までの入院時の負担が1割から初診時一部負担金のみに軽減されます。○生活保護 生活保護を受けている世帯はH24年1月現在で1122世帯となっており、生活保護受給者の割合は13.3パーミル(千分率)となります。 就労支援員により、求人票の提供、ハローワークでの相談方法、面接の方法などを行っており、その効果は大きいと判断されています。○学校耐震化 レンガ造の校舎の耐震化がいよいよ本格化します。H24年度は、第二小学校の基本設計・実施設計、江別太小学校の基本設計、第一中学校の基本設計が行われます。○学習サポート H21年から退職教員等による小中学校への学習サポートが行われており、毎年派遣人数を増やしてきています。H24年度は派遣回数が週2回から週3回へ拡大されます。○心の相談員、スクールカウンセラー 児童生徒の悩みの相談のため、小中学校に心の相談員13名、スクールカウンセラー6名が配置されています。不登校・友人関係の相談が多くなっています。週1〜3日の相談員の時間拡充の検討が必要と考えられています。○公共交通検討会議 バス事業者との情報交換のためこれまで実施されていたバス懇談会を発展的に解消し、H24年度からは、バス事業者・学識経験者・自治会・高齢者団体・福祉団体・公募メンバー・行政など20名程度で構成される公共交通検討会議が設置されることとなりました。 H24年度は野幌駅周辺の公共交通のあり方について、年4回程度の会合を開かれる予定です。○災害対応物品 石狩川全域で3日間降水量260ミリ、または、M6.9の直下型地震で震度6弱から6強で、1万人が避難するという想定で、H30まで計画的に災害対応のための物品の備蓄が進められています。H24年度は非常食4200食分に加え、避難所に必要な暖房器具・発電機・簡易トイレなどが集中的に整備される予定です。○職員体制 H23年度は病院・上下水道を除いた一般会計部門の職員数は712人と予定されています。3月に人が27人退職し4月に27人採用されています。 臨時・非常勤職員については、H24年4/1現在で臨時職員(12ヶ月雇用)42人、非常勤職員(週29時間勤務)239人で合計281人となっており、ここ数年毎年増加しています。○使用料・手数料の改定 体育館などの使用料、住民票発行などの手数料がH16年以来改定されることとなります。これまで体系的な見直しは行われてきませんでしたが、今回の改定では施設やサービスに掛かっているコストを算出し、施設やサービスの種類により受益者の負担の割合が設定されています。 予算特別委員会では、H22年以来の市長への質疑が行われる案件となりました。市長としては、透明性・公平性の確保の観点からも本来、定期的に見直しが必要なものであり、今回、初めて算定根拠が明らかになったことにより、今後も社会情勢の変化に合わせて改定のサイクルを回していくことが示され、また、223団体への説明を行うなどこれまでに無い説明を行ってきたとも答えられています。 尚、H24年度の一般会計予算総額は392億4000万円です。H23年度は市長選挙があったため6月の補正予算と比較すると0.5%増とほぼ変わらないものとなっています。 歳入の面では、市税収入は対前年(6月補正)対比0.3%減少の119億2200万円、地方交付税が2.8%増の108億円、繰入金が54.4%となります。 顔づくり事業、新栄団地建替え、江別跨線人道橋など公共投資がここ数年では大きく増加しており、これに対応するため、基金からの繰入れで対応しています。
H24年3月議会(第一回定例会)の予算特別委員会
予算決算