経済建設常任委員会でこの時期に毎年実施されている農作物生育状況等調査が7/16に行なわれました。今年は、水稲、秋まき小麦、大豆、レタスの4箇所の調査が行なわれました。 全般的な傾向として、4月の低温と雨で何れの作物も生育が遅れましたが、6月前半からの気温の上昇により遅れを取り戻している状況です。○水稲 昨年は稲にとって一番大切な冷害危険期のこの時期に天候不順だったのですが、今年は6月からの気温上昇で平年並みの生育状況となっています。昨年あまりとれなかった「ゆめぴりか」も期待できそうです。○秋まき小麦 昨年の根雪が遅かったり、2月の高温で雪が融けた後に凍結し融雪が遅れたり、4月から5月の低温に見舞われたりと厳しい条件が続いておりましたが、6月の高温によりなんとか生育が進んできました。ただ、強風により一部倒伏も発生しています。7月後半には収穫が進められます。 写真は新品種の「ゆめちから」です。高タンパクの小麦で、比較的生産者にも作りやすいとのことで、「ハルユタカ」と同様に消費者に受け入れられるような仕組みづくりが今後重要になってきます。○大豆 近年、「麦の里えべつ」ということで、江別はすっかり小麦のまちとなっていますが、同じ畑に同じ作物をつくり続けると連作障害が起こりやすくなるとのことで、ローテーションのための作物も大事になってきます。 中でも大豆は、大豆プロジェクトとして力が入れられているものです。江別の農家さんでつくられた大豆が江別の加工業者さんでお豆腐になっています。○レタス 江別での野菜の栽培は昨年の調査で見たブロッコリーが毎年作付面積を増やし、今では日本有数の産地となってきています。が、こちらも毎回同じ畑でつくるというわけにはいかないので、ローテーション用の作物というのが大事になってくるのは小麦と同じです。そういう意味でレタスはまだ作付面積は多くはないですが今後注目の野菜と言うことです。 レタスと言うと高原野菜のイメージがありますが、江別の場合風が吹くので気温が高くなっても湿度が低めに保たれるとのことでこれがレタスには良いそうです。また泥炭は適度に水分を保つということでこちらも良いそうです。 ブロッコリーでもそうですが、これまでマイナスと思われていた要素が、作る作物によってはプラスの要素になることもあり、江別の特性を活かした農業というものが期待できます。○昼食 昼食は、グリーンツーリズムの計画に沿って新たにつくられましたファームレストラン「食祭」に委員会の視察メンバーでお邪魔してきました。 江別はハルユタカの取り組みなどもあり、食と農のまちとして様々な面から注目されてきています。人口12万人という都市の中にこれだけ豊かな農があることは、江別の非常に大きな特色であり、農に食が加わり、グリーンツーリズムが加わり、食品産業が加わりという方向性が現在の江別の目指しているものと言うことができます。
農作物生育状況等調査2010
常任委員会