H22年6月議会の一般質問

 今回の一般質問は、今後およそ10年かけて行われる予定である新栄団地の建替え事業が今年度から予算付けされたことに伴い市営住宅について質問をしました。また、予算編成プロセスの公開についても質問しました。1. 市営住宅について○行政がセーフティーネットとして公営住宅に対してカバーすべき範囲をどのように考えているか? 公営住宅は住宅に困窮する低額所得者向けに低廉な家賃で供給するセーフティーネットを目的としている。 市営住宅の役割は単にセーフティネットとしての機能に加えて、高齢者や障がい者が安心して住まうことのできる、また、子育て世代が安心して子どもを育てられる住宅が求められていると考えている。○現在、公営住宅への入居基準は、全国一律の基準で全国の全世帯の25%以下の所得水準の方が応募できることとなっているが、江別市内においてこの基準はどの程度の世帯割合となるのか? 全国一律の所得区分の階層が定められており2人世帯だと収入がおよそ351万円以下の方が入居可能である。 この範囲に入る世帯数は約24000世帯、全世帯のおよそ40%である。全国と比較すると高くなっている。○市営住宅は比較的広い所得階層から応募可能となっている。新しい団地の倍率が顕著に高く、古い団地は空き室があるという状態はおかしいのでは。本来、より困窮している人々を優先すべきと考えるが、入居基準を見直す考えは? 現在は全国一律の基準が、地域主権改革において、地方自治体が入居資格などを独自に条例で制定できるよう、公営住宅法の改正が予定されている。 公営住宅法の改正がなされた場合には、より江別市の実態に即した新たな収入基準を設定するほか、福祉政策としての観点から、高齢者や障がい者、子育て世代、母子世帯に考慮する市独自の入居条件を設定していきたい。○福祉政策において抽選という仕組みはおかしいのではないか? 条件に合致する方は広く利用できるようにするか、もしくは優先度を判断すべきではないか? 公営住宅法の規定に基づき抽選方式を採用している。高齢世帯や母子世帯状況などに応じて優遇措置を設けている。 今後の少子高齢化の進展などを踏まえ福祉政策における観点から、方式の見直しについて検討していきたい。○公営住宅として70年間使うハードを行政が持つことは、社会情勢などの変化を考えるとリスクが大きい時代になっている。現時点では、行政が直接建設する方式が事業収支的には有利となることは理解しているが、今後、民間の賃貸住宅を借り上げる方式を検討する余地はないのか? 新栄団地の建替えについては、将来を見据えた市営住宅の再編が必要であると考えており現段階では直接建設方式を選択している。その他の市営住宅については、今後の社会情勢の変化、建設コスト、維持管理コスト、国の補助制度の動向、URなどの賃貸住宅の状況を踏まえ長期的展望に立って、最も有利な方式を検討していく必要がある。○70年間のリスクはどのように認識しているか? 70年間のリスクを想定することは正直できない。ただ、福祉政策上、高齢者向け、障がい者向けなどの住宅をトータルに整備するとなると民間での整備は難しいと考えており、市として政策住居を持つ必要があると考えている。○福祉政策として考えるのであれば窓口を建設部門から福祉部門へ移すべきでは? これまでも入居の際の状況を把握し、福祉部局と日常的に協議し対応してきている。単なる市営住宅の管理を超えた入居対応が必要となってくると考えており、より一層連携を密にし対応するとともに、新しい住宅の管理のあり方について検討していきたい。2. 予算編成プロセスの公開について○昨年12月にH22年度予算編成にあたって初めて実施した市民意見募集(パブリックコメント)の評価は? 結果として7名から22の意見を頂いた他、用意した資料の問い合わせも多く一定の成果があったと考えているが、より多くの方々から意見を頂けるような仕組みづくりが必要考えている。○公開用の資料を新たに用意した形となった事務手続きの負担はどの程度だったか? 分かりやすい資料の公表にあたっては、内部資料を再編集するなどの作業にかなりの時間を要した。意見募集期間を一ヶ月確保する必要があるため、予算要求の集約を例年より短期間で作業するなど相当な作業量であった。○内部資料をそのまま公開してはどうか? より多くの方々から意見を頂くには既存の資料をそのまま示すのではなく、より分かりやすい資料を作成し意見募集行うことが基本と考えている。○市が選定する事業以外にも意見を頂いてはどうか? 分かりやすい資料づくりが必要と考えることから、当面は事業全般について資料を作成し意見を頂くことは難しいと考えている。○後ろ向きに聞こえるが、本来は公開が前提という認識をしているのか? 基本はできる限り全て公開すべきと考えている。但し、意見募集の準備、資料の作成の仕方、予算要求に使用しているソフトウエアの問題などがあり、公開の準備のためにもう少し時間を頂きたい。

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